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Russian Red 

彼女の好きなところは

まず名前(正確にはステージネーム)
声とじれったそうな歌い方と、もちろん顔立ち

こんな気持ちになったのは何年ぶりだろう

初来日公演の時はまだ知る由もなかった

ベストヒットUSAで一目惚れ
80年代を色濃く感じる音と映像に魅せられた
実はSweet Janeのコード進行だったりする
映像も決して安心して見られる類のものではなかったし
後でそれは杞憂だと分かったけど

でもしばらくアルバムを買わず

2ndを先に聴いた

こともあろうか目の敵にしてた“オシャレコ”なのである
だから80年代なのか、、、
「ロコモーション」のリフも登場したりと懐かし感倍増

日本では未発の1st
全般的にアコースティック

のどかで
たおやか
時に切ないウィスパーボイス
そんな三拍子揃った日にゃ

ナタリー・マーチャントしかり
Cowboy Junkiesのマーゴしかり
このテの女性ヴォーカルには滅法弱い

本編ラストの曲はドラムがブラシに替わってジャズなテイスト
詞を読むと胸が締め付けられるくらい切ないナンバー

ボーナストラックでは シンディ・ローパーの一番有名な曲を気怠くアコースティックカヴァーしてる

そして再来日が決まって最新の3rd
サウンドは1stから一転してエレクトロニクスを多用した2ndの延長線上
Sinead O'Connorを彷彿とさせる「Xabier」など前作より力強い

ジャケットがちょっと物騒で。あどけない顔でマシンガンを手に

140616_1445~01
これで全て揃った
さ、ギグに臨むぞ


開場。最前中央を確保!

メンバーがステージに現れ、続いて彼女がやって来る

ヨーロッパ特有の甘ったるいお菓子のような香りが漂ってきた

アルバムジャケットのイメージとは程遠い花柄フリフリのワンピースときたもんだ

まるで某KPPの10年後を見てるようで呆気にとられる

ギャップはさらに続き
ギターを装着し発声しながらチューニングし、そのまま曲に入る
驚くほどサイケでギターオリエンテッド
それは、ヴェルヴェッツチルドレンのそのまたチルドレン

80年代にオルタードイメージのクレアやプリミティヴズのトレーシーらが
綿々ときづきあげてきた先に今、彼女がいる

そしてモノクロームセットや、後にギターポップと呼ばれるサウンド
おそらく彼女の親が80年代世代で子供の頃から良く聴いたのだろう

だって曲の合間にアカペラで口ずさんだのが
BERLIN「Take My Breath Away」だもの

しかもアンコールの1曲以外は全てフィンガーピッキング
小柄にも関わらず、ありがちなギターに持たれてますではなく一体化してる
ルー・リードのようなギターおたく振りを発揮

1曲を除き全てギターを弾くとは思わなかった

その1曲というのが、ステージの最前までやって来て座るというパフォーマンス
足をぶらぶらさせたかと思うとスピーカーにもたれかかる仕草
絵に描いたような小悪魔キャラ

何せ目線が同じ高さなので目のやり場に困り固まる

隣の人とハイタッチをしたので、意を決して手を伸ばすと握手に応じてくれ、またステージに戻る
ほんの一瞬の出来事だった

決してヤワじゃない手の感触が残る
ギターを弾いて弾いて弾き込んだのだろう。

衣装を振り乱して踊り唄うその1曲だけがまるでミュージカルのような雰囲気。


だけど舌っ足らずな歌い方で切ないウィスパーヴォイスの彼女は何処にもいなかった。

一体今夜見たものは何だったのだろう

得も言えぬ幸せを感じてる。


6月17日渋谷CLUB QUATTROにて。

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