から
07/ 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 31./09

TELEVISION vs 頭脳警察 【TELEVISION編】  

前座の頭脳警察がイラク戦争の曲を叩き付けたにも何ら動じず
やや長めの転換の後TELEVISIONのステージが淡々と始まった。

軽快なナンバー
とは言え10分を超える
1曲目からこれだ

パンクが2分間の世界だなんて言った奴は誰だ

彼らは当時から10分を超える「Marquee Moon」を発表したり
トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーン同様のひしゃげた唱法で
斜に構えた姿勢をとってた

今どきの意味とは全く違う意味での「クール」という言葉がぴったりな所作。
(ソロ・アルバムに「醒めた炎」というのがある)


64歳になったトム。

ぶくぶくに太ってるか、がりがりに痩せこけてるかのどっちかと思ったが
往年のまま歳を重ねたと思うとてもシャープな顔立ちにまず驚いた。

更に革ジャンを脱いで無地の黒Tシャツになった時の腕の筋肉とか
決して過去の人ではないことを実感した。


照明や音響が気に入らないらしく何度もスタッフに注文をつけ
上手く伝わらない度にうんざりするトム。
何だか機嫌がどんどん悪くなっていくようで。



時折、眼だけ天空を見る仕草は、照明の指示の他にたぶん

“上”に居る奴ら
ルー・リード、ロバート・メイプルソープ、ジム・キャロル、ロバート・クワイン、
ジョニー・サンダース、、、

らのことを想っているのだろうか


中盤を過ぎると機嫌も直ったようで少しおどけた表情を見せるようになる

「Elevation」


「First Time」と叫んで始まるブルーズなナンバーに酔いしれる

そして、武者震いのような引き攣りも時折出始めた


そのギターの音色は時にLou Reedを思わせるような繊細さ

時にミヒャエル・ローターを思わせるような反復奏法で何十分も即興を続ける

パンクが2分間の世界だなんて言った奴は誰だ

もっとも既にパンクというカテゴリーとはかけ離れたところに彼らは居る


多くの客が待ち望んでたであろう「Marquee Moon」をラストに据えライヴは終わった

アンコールでは「Satisfaction」ではなく

この間、実に2時間近く

名盤と評判の高い1978年のライヴ盤「LIVE AT THE OLD WALDORF」を
聴き込んで臨んだのだが、全く違う世界が展開されたのは嬉しい誤算だった。

もちろん、頭脳警察との絡みは一切なしで。


4月18日初台The DOORSにて。

この記事に対するコメント

トム・ヴァーラインがもう64歳だなんて!!でもシャープさが健在だったのですね、カッコイイ。
あの声が好きで、よく聴きました。まさか来日しているなんて知らなかった。観られて良かったですね。
Re: タイトルなし
コメント有難うございます。

ルー・リードが享年71なので、トムももう少しいってるかと思ったのですが、若いわけです。
TELEVISIONはなかなか本国でもライヴをやらないそうで
何故か日本がお気に入りのようなんで、また来てくれると思います。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する