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タンジェリン・ドリーム「広島~秋」 

長崎出身の人物からの依頼で制作された広島と長崎をテーマにした5部作の第3作。

広島に原爆が投下され、婚約者を故郷長崎に残し両親のいる京都を訪ねた間に長崎に原爆が投下される。
その後に広島へ向かった足取りやエピソードが掲載されている。

惨禍から遠くへ逃れる為、札幌を目指し北へ向かった彼は何の因果か乗ったのは西へ向かう汽車だった。
あろうことか、原爆投下直後の広島に滞在することになる。

原爆が投下された後に迎えた秋というのは想像を絶するものだったに違いない。
まず第一、季節を感じられたのかという素朴な疑問があるものの。
その日を生き抜くために精一杯で季節など感じなかったのか、
それとも気候や日の短さとかである程度感じられたものなのか。

何れにしても壊滅状態の焼野原にも有無を言わさず秋という季節はやって来る。

そんなやるせなさが表現されている気がする。
やるせなさと寂滅。
但し決して寂滅為楽ではない、限りない寂滅。

本作でも「Remembering Ayumi」という曲にあるように、おそらく婚約者のことだろう。
長崎で幸せに暮らしていながら婚約者を残し長崎を離れた彼の心情は計り知れない。
さらに追い打ちをかけるように広島に滞在することになるとは。

広島~秋(紙ジャケット仕様)広島~秋(紙ジャケット仕様)
(2009/05/27)
タンジェリン・ドリーム

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