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45年目のバナナ収穫 

二束三文でフリマで売られていたのは、世界にたった1枚のアセテート盤というのも
如何にも胡散臭い話で、それがその筋では2003年の最重大ニュースとなり、
やがて音源がブートとして流出するというのも極々必然的な流れだった。

蒼く未熟なバナナをあしらった「UNRIPENED」と名付けられたそのレコードはスウェーデンプレスのブートで、
にもかかわらずアマゾンでも公然と販売される現象となった。

それから10年近く経っても、ここで終わらないのがヴェルヴェッツのヴェルヴェッツたるゆえんで、
モー・タッカー所蔵のアセテート盤の音源やら、
スターリング・モリスンの没後発見されたアセテート盤やら、
どう考えても怪しい音源のブート「ULTIMATE MONO & ACETATES ALBUM」が出回ることになる。
実に“らしい”。

そいつは黒地のジャケットを纏っていた。


やがてそれらを駆逐するかのように、2012年秋に6枚組の45周年記念盤がリリースされた。
もちろん、1966年4月25日アセテート盤音源を含む3枚が今回の目玉。


今回初めて聴くことになる(はず)のファクトリーでのリハーサルは、
これまでヴェルヴェッツとは対極にあるはずだったブルーズのノリでジャッムってるのが驚きだ。
「俺たちはブルーズだけは決してやらない」のような発言をしてきたL.Reedが
ブルーズ・マンを描いた映画のサントラで“カミングアウト”したもう10年くらい経つから、
このような音源も解禁されたのだろうか。

そういえば、4thアルバム「LOADED」は、ゴスペルを思わせるナンバーもあったし。

どれもが針飛びやノイズまみれのブート音源に比べると音質は雲泥の差だ。
まるで別物のようにノイズが除去され、リマスタリングが施術されている。

けれど
聴き終わって何故かブートが聴きたくなった。

こいつらはそう簡単に淘汰される代物ではない。

これでまたブートの売れ行きが上がるに違いない。
Velvet Underground & Nico-45th AnniversaryVelvet Underground & Nico-45th Anniversary
(2012/10/30)
Velvet Underground

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VELVETs45th
(右上「UNRIPENED」、左上「ULTIMATE MONO & ACETATES ALBUM」)

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