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コンフリクト&カタルシス~ジョン・ケイル作品集1966-2006 

まず初めに断わっておくが、これはベスト・アルバムではない。
本人のソロは1曲も収録されていない。
タイトル通り、“作品集”なのだ。

ヴェルヴェッツ「毛皮のヴィーナス」に始まる全20曲。
知っている曲もあれば全く未知の曲もある。

プロデュース、アレンジ稼業としては、ザ・ストゥージズやパティ・スミス、
80年代ではハッピー・マンデーズ、リオ、スージー&ザ・バンシーズなど。

面白いのが、彼らの多くは口を揃えてジョンのプロデュースは成功ではない、
もしくは「あいつ何もしてない」と発言してる。
残念な奴。
余りにも灰汁が強すぎるのだろう。

70近くにもなってこんなジャケットを出すくらいのナルシスぶりだからまぁ無理もないか。

ともあれ、個々に揃えようとすれば今や不可能もしくは莫大な費用がかかるものを
1枚に収まってるというのはとても価値のある作品集である。

安価な輸入盤でも勿論よいのだけど、本人やアーティストらの証言からなる1曲ずつの解説の
対訳が読みたくて日本仕様にした。

解説に掲載されているジョンの発言を読んでようやくタイトルの意味がわかった。

対立と触媒。

プロデューサーが誰だか判るような音は、つまりアーティストの個性を殺しているのと同じことで、
まして「**+プロデュース」と仰々しく謳ってある作品は決まってつまらないものだ。

プロデューサーの名前を全面に出した作品ほどアーティストにとって惨めなものはない。

ジョン・ケイルはVUの1stでそれを痛いほど感じていたのだろう。


そういうことか。

コンフリクト&カタルシス~ジョン・ケイル作品集1966-2006コンフリクト&カタルシス~ジョン・ケイル作品集1966-2006
(2012/03/26)
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ザ・ストゥージズ 他

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