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ザイン・グリフ「灰とダイアモンド」「フィギュアーズ」 

10年ほど前に一度CD化の予定が発表されたが、幾度の延期の末、立ち消えとなってしまった。
それだけに今回のCD化は本当に喜ばしい。

もう、CD化されただけで十分なのに、今回ボーナストラックが収録され、シングルB面も網羅されることになった。

オープニングを飾る「Tonight」は1stシングルにもなった、当時のお手本のようなサウンド。
それから畳み掛けるように煌めくばかりのエレクトロ・ポップの世界へと誘う。

今回のCD化で彼がデンマークの血を引くニュージー・ランド生まれだということを初めて知った。
(実はLPのライナーにもそのことはちゃんと記載されている)
勝手に北欧のイメージを持ってしまったみたいだ。

実際は、この1stの方が後に聴いている。2ndのグラマラスな感じとは違う尖がった感じがした。

AshesAndDiamond(LPと共に)



2ndアルバム「フィギュアーズ」は、アーティスト名を知らないまま、
帯に記載されているゲスト・ミュージシャンに魅かれて買った。
ケイト・ブッシュ、ウォーレン・カン(ウルトラヴォックス)、高橋幸宏
明らかに1stとは違い、いかにも、のジャケットに若干ひきつつ...。
デザインはピーター・サヴィルだと知り、これも納得。
(それもちゃんとLPジャケット裏にクレジットされてるんだよね)

美意識、という言葉はこのジャケットの為にあるのではないか。

「Vienna」のウルトラヴォックスの様式美をさらに極めた、みたいな。
ポートレートは土屋昌巳かと思った。(数か月後に1stアルバムのジャケットで知ることになるのだが)

1曲目から完璧なほどに確立された世界観でこのアルバムは貫かれている。

Every step we take,every move you make
Every rule we break
という唄い出しで始まる「The Proud Ones」が録音されたのは、
もちろんTHE POLICE「Every Breath Take」の1年ほど前のことだ。

よりドラマティックに、音は重厚になりエレクトロニクスの導入もより凝ったものになっている。
そして殆どが曲間なく次の曲に移っていき、流麗さを醸し出している。
アナログA面でのクライマックスは4曲目「Hot」だろう。
日本ではジュランなどが同様のサウンドを展開していた。

「華氏451度」は、ウルトラヴォックス+バグルスといった感じ。


アナログB面オープニングを飾るのがタイトルナンバー。
一度聴いたら忘れられない印象的なイントロのリフ。


こちらのボーナストラックは、さらに凄いものとなっている。
入手困難な12インチ・ヴァージョン(ウルトラヴォックス「Passionate Reply」のカヴァー含む)など5曲。
「Figures」の12インチ・ヴァージョンは、アルバムテイクより1分ほど長尺のテイク。
「Swing」はアルバム未収録のシングル。

...さらに。それは聴いてからのお楽しみ。

Figvres(LPと共に)



解説によると、3rdアルバムが2011年にリリースされ、元スプリッツ・エンズ/クラウデッド・ハウスの
メンバーと4作目も制作中とのこと。
今月20日にはロンドンでトーヤと共演したらしい。
今後の活躍が楽しみだ。

日本にも、どうかなー?


当時のポートレート
3人
(左から)スティーヴ・ストレンジ、ミック・カーン、ザイン・グリフ


灰とダイアモンド(紙ジャケット仕様)灰とダイアモンド(紙ジャケット仕様)
(2012/10/24)
ザイン・グリフ

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フィギュアーズ(紙ジャケット仕様)フィギュアーズ(紙ジャケット仕様)
(2012/10/24)
ザイン・グリフ

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JOHN FOXX「The Quiet Man」 

庭園の小径で寡黙なセミに出くわした。

100810_1315~01
正面から見ると印象が違う。木立では大音量で鳴き響いているというのに、終始無言のままだった。メスだったのかもしれない。
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「The Quiet Man」は、Ultravox!時代からずっと背負ってきた人格の一つで、90年代以降、堰を切ったように次々と発表される作品群の中、満を持して登場した。しかもたまには黙って「Quiet Man」を他人に語らせることにした(朗読)のは、いかにもジョン・フォックスらしい。彼は専らピアノを弾くだけである。
100810_1323~01
時おり、「チューブラ・ベルズ」のようなリフが流れる。
時に切なく、時に穏やかな気持ちになる。

100810_1316~01
80年代の傑作「The Garden」を口ずさみながら真夏の庭園を後にした。

The Quiet ManThe Quiet Man
(2010/06/21)
John Foxx

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JOHN FOXX「My Lost City」 

平日は街の灯りを浴び週末やバカンスは緑深い郊外へ。どちらも独りで。

ジョン・フォックスの作品も都会をテーマにしたものや教会や大海原といった非日常を題材としたものがはっきりわかれている。今回はジャケットの写真が語るように、街である。
ただし、タイトルが気になる。

従来の作品にみられた疾走感は、ここでは皆無である。
「Holywell Lane」はクラフトワークの「大彗星2」のように甘美なメロディー。
あくまでもスピードは緩めに。

「Hawksmoor Orbital」からは、聖歌のようなナンバーが続く。

深夜わけもなく外を歩きたくなっても、そこには木立や草原があるわけでもない。
あるのはビルとネオンだけ、それが街というものだと言わんばかりに。

My Lost CityMy Lost City
(2010/03/01)
John Foxx

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山河の湯 

SanganoYOU_1
John Foxx「The Garden」やULTRAVOXの「Vienna」の世界を彷彿とさせる瀬田温泉。
2010年2月19日撮影。
SanganoYOU_2
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「MONUMENT」ULTRAVOX 

オリジナルは1983年にリリースされたライヴ盤、といっても6曲入だからミニアルバム、というところか。ビデオカセットやLDの映像版も同じ6曲入30分。当時LDの価格で6,800円。それにしても帯の「AV時代の幕を開けた4人の男たち」というのは大いなる誤解を招きそうなコピーではなかろうか、考え過ぎ。まぁ「ビデオはウルトラヴォックスによってアートになった」というのも今 読むと別の意味で恥ずかしい文章ではあるが。
それはさておき今日、久々に見て、この時期(アルバム「Quartet」頃)、一連アートワークを手がけたのはピーターサヴィルだということを改めて認識。
1996年に再発されたCDには2曲のボーナストラックが収録されているが、いずれにしてもライヴ(1982年12月ハマースミスオデオン)をフルに収録した映像があるはずなのだからDVD化されてもいいんじゃないでしょうか。よくありがちな25周年記念とかで。ピーターサヴィルが関わってるとなると、豪華ブックレットが付きそうな気がする.....。それでも構わないから再発してくれ(できればボーナス後に)
Monument - The Soundtrack Monument - The Soundtrack
Ultravox (1996/07/15)
Emi Gold
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UltraBOX 

IMGA4046_UltraBOX.jpg

昨日に引き続きULTRAVOXの紙ジャケリマスター盤をCDウォークマンで聴く夕べ。

いよいよ佳境に入り3rd「Systems of Romance」。前にも書いたけど、これは殆ど別物。John Foxxに代わりMidge Ureがヴォーカルとして再出発したULTRAVOXから聴き始めたので、このアルバムはMidge Ure期とのボーダーを見出すことが難しい。
さしずめイアンカーティスの代わりにバーナードサムナーをヴォーカルとしてジョイデヴィジョン改め再出発したニューオーダーというところか。
システムズ・オブ・ロマンス(紙ジャケット仕様) システムズ・オブ・ロマンス(紙ジャケット仕様)
ウルトラヴォックス! (2006/07/26)
ユニバーサルインターナショナル
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Ha! Ha! Ha!/Ultravox! 

IMGA4045Ha!Ha!Ha!.jpg

2ndアルバム。アナログ日本盤は1983年に入手したもの。
帯には、こともあろうか来日記念盤と銘打ってある。
もちろんMidge Ureを従えた再生ULTRAVOXの来日のことである。

当時のレヴューが走り書きとして書き留めてあった。

全般にメリハリのきいたサウンド。
A-3;フィードバックノイズ多用。特にエンディングはヴェルヴェットアンダーグラウンドのようなノイズ。
A-4;イントロは今までにないアプローチで予想のつかない展開。
B-2;イントロはJohn Foxxソロ2nd「The Garden」もしくはMidge Ure期の、日本ではCMソングとしてヒットした「New Europeans」を彷彿とさせ、アルバム中 最もエレクトロニクスを導入しハードなエレクトロニクスサウンド。
但しエンディングはヴェルヴェットアンダーグラウンドの「Sister Ray」。
B-3;レゲエ。

++++++++
今聴いても圧倒的な重厚感と疾走感で押し寄せてくる傑作。

HA!HA!HA!(紙ジャケット仕様) HA!HA!HA!(紙ジャケット仕様)
ウルトラヴォックス! (2006/07/26)
ユニバーサルインターナショナル
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いまさらCDウォークマン 

ひょんなことから買ったCDウォークマンが届いたので、付属のイヤフォンではなく前に買ったヘッドフォン越しに1stから聴き直してみる。
と、隠れてた様々な音が浮き彫りになり、そら恐ろしくなるほどの遠近感と拡がり。
こんなにクリアに聴こえてしまって良いものなのか。
アナログでは聴こえなかったサウンド、例えば囁き声のバックコーラスや右往左往するオルガンの調べ、シンバルの共振が治まっていく刹那。
一般的にサウンド的には3rdが最高峰と評されるUltravox!だが、もう既に“超えた”域に達してるぞこの1stは。
ヴィオラにVUの影響はもちろんのこと、このサウンドをフィルタにして遠藤ミチロウのユニット「ノータリンズ」でのアグレシッヴなサウンドとして転生したとも言えるし。

しかし、VU(VELVET UNDERGROUND)は本当にとんでもないチルドレンを産み落としていったわけだ。
その最たるものがUV(ULTRAVOX)だと再認識.....。

ウルトラヴォックス!(紙ジャケット仕様) ウルトラヴォックス!(紙ジャケット仕様)
ウルトラヴォックス! (2006/07/26)
ユニバーサルインターナショナル
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28年前のロックマガジン 

ウルトラヴォックス!の初期3作品がリマスター、ボーナストラック、紙ジャケットで再発されたのを記念し、当時へ...。
まずは1978年11月のロックマガジンでのシングル「Slow Motion」紹介記事。
RockMag_1978.11.01.jpg


続いて1979年11月の同じくロックマガジンでの3ページにわたる記事。
RockMag_1979.04.01.jpg


では今夜のVOXレヴュー。
ha!ha!ha!3曲目「Fear in the Western World」で繰り広げられるフィードバックノイズは
後にジーザス&メリーチェンで開花するけど、元はと言えばLou Reedの「Metal Machine Music」に他ならない。
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